2月22日に「匿名のメール」という題で日記を書いた。これは、その続きの話だ。
→ 前回の記事
前回書いた記事は、3万1千立方メートルの不法投棄廃棄物を処分するために、すぐ近くに80万立方メートルの埋立容量をもつ産業廃棄物処理施設を建設しようという不思議な話。そして、その反対運動と、さらに反対だけれども名前を挙げて反対をできないでいる人たちについて書いた。(私が運営するWebサイト「那珂川町発展計画」の「続:小口梅平地区の住民からのメール」というニュースと関連している。興味があればそちらも参照してほしい。)
→ ホームページの記事「続:小口梅平地区の住民からのメール」
さて、ここからが本論だ。
栃木県の6月の「県民のだより」に「馬頭最終処分場の基本計画を策定しました」という記事が載っている。これによると、平成12年と平成16年の2回にわたって、馬頭町から栃木県に対して不法投棄廃棄物の処理のために県営の最終処分場を建設してほしいとお願いした、と書かれている。
町から県への要請だから、当然ながら町で正式に決定し、町議会の承認も経ていると考えるのが普通だろう。ところが、どうやらそうではないらしい。今回受け取った「小口梅平地区の住民」(本人の希望で匿名)からのメールによると「民主的な方法ではなく、町長の独断で「処分場建設による処理」を決定してしまい、今に至っています。」というのだ。
いくら何でもそれはないだろうと思ったので、調べてみた。町のホームページに、「行政情報」として「北沢地区不法投棄の解決に向けて」というコーナーがある。そこに「投棄当時からの流れ」という記事が掲載されている。ここを調べた上で、私は、このメールの主に確認の問い合わせをした。
→小口北沢地区不法投棄に関する経緯のあらまし(那珂川町のホームページ)
(上記のリンクはInternetExplorerで見る必要がある。ExcelのワークシートをWebページとして保存したもののようで、MozilaFirefoxではレイアウトが再現されなかった。Excelファイルとして再現したものを作成したので、下記に収録しておく)
→小口北沢地区不法投棄に関する経緯のあらまし(Excelファイル)
———————–(松井幹彦からの問い合わせのメール)
※※さま
?(中略)?
議会や民主的な方法を無視して町長の独断で決定したというニュアンスになっていますが、これは正しいでしょうか。私の記憶では、反対陳情や住民投票の案がことごとく議会で否決され、最終的に議会の決定を受けて町長が県に処分場の建設を要請したように思っていました。
いま町のホームページで調べてみたのですが、
http://www.town.tochigi-nakagawa.lg.jp/gyousei/taisaku/keii.htm
の平成16年4月23日にある「庁議で適正処理方策を町として正式決定」というの
が、それらしいのですが……。
———————–(ここまで:松井幹彦からの問い合わせのメール)
それにたいする回答は次のようなものだった(返信メールの転載を了承してもらえなかったので、調査結果の部分だけを抜粋する)。
———————–(梅平地区住民が知り合いの町会議員に確かめた調査結果)
検討委員会から両論併記で提出された後、
・検討委員会での答申結果(「処分場による処理」案)
・『守る会』・和見自治会処分場建設反対の請願書を町議会で不採択にした
・住民懇談会での地域住民の声
等の結果を総合的(主観的に)に判断して、
4月6日に、北沢地区不法投棄物適正処理対策会議(役場内の機関)で、
「適正処理方策を『処分場建設による処理』に決定」し、
4月23日に「庁議(役場組織)で適正処理方策を町として正式決定」したそうです。
———————–(ここまで:調査結果)
つまり、町議会での議決のようなものは経ていない。しかし、正式な町の決定である。
そこで「町長の独断で」の部分は「町長を中心とした役場では『処分場建設による処理』を決定してしまい、今に至っています。」に表現を変更することにした。正式な役場組織での決定を経ていれば、「町長の独断で」という表現は適切ではない。
ただ、この返信メールには、次のような意見が添えられていた。
———————–(梅平地区の匿名さんの意見を松井がまとめたもの)
町長の諮問機関である「検討委員会」の答申が「北沢そのまま」案と「備中沢に処分場を建設して処理」案の両論併記となり、「北沢そのまま」案を指示する委員の人数の方が多かった。それにもかかわらず、庁議の決定はその答申の多数部分を無視する形(返信メールの主は「もみ消され」と表現)となった。
さらに、検討委員会は、当初、町長の息のかかった各種団体の長で構成され、また、公募委員も町長寄りの考えを示す人が集められていて、「処分場で処理」という流れになるのは自明だった。ところが、実際に委員会が始まってみると、県の作った「北沢の汚染拡大懸念説」に対する疑問が次々と投げかけられ、その結果、町長寄りだった委員の中からも、徐々に意見を変えるものが出て、結果的に「北沢そのまま」案の人数が勝った。
町の中で、まじめに北沢の廃棄物をどうするかを論じたのは、この時しかなく、その結果「北沢そのまま」案が多かったのだから、この時の結果を尊重してほしい。もういちど、この時点に立ち返って、「北沢はあのままでもいいんじゃないか」と訴えたい。
———————–(ここまで:匿名さんの意見)
これはほんとうだろうか。調べてみる価値がありそうだ。
先ほど述べた那珂川町のホームページには「検討委員会会議録(PDF)」と「北沢地区の不法投棄物適正処理方策決定(PDF)」がアップされている。この「検討員会議事録」を見ると、平成15年7月3日から16年2月9日まで8回目にわたり、白熱した議論が交わされている。そして町長に提出した答申書も収録されている。結果は次のようになっている。
→ 北沢地区不法投棄物適正処理検討委員会「答申書」(PDF18ページ:389KB)
→ 北沢地区の不法投棄物適正処理方策を決定(PDF3ページ:17KB)
———————–答申書(結論部分の要約)
● 意見書1(結論)
北沢地区の不法投棄物は、現状のまま安定化を図ること。
そのためには、県営備中沢産業廃棄物最終処分場の建設要請は白紙撤回すること。
…… 支持者9名
● 意見書2(結論)
北沢地区不法投棄物処理は県営備中沢最終処分場により処分すること。
そのためには、応急対策は即急に実施すること。
…… 支持者7名
● 意見書3(下記の条件以外は意見書2と同じ)
(条件)
最終処分場設置場所の選定に際しては、栃木県全体の問題として県等の専門委員会で検討する必要があり、環境共生型最終処分場のあり方を含めて、慎重に検討することを強く希望します。
…… 支持者1名
———————–(ここまで:答申書の要約)
なるほど、「北沢そのまま」案は9名で、対する「処分場により処理」案は、「意見書3」の1名を加えても8名だ。このような答申を受けて、庁議で「備中沢処分場」案を決定することができるのだろうか。
そこで、「北沢地区の不法投棄物適正処理方策決定(PDF)」の方を見てみよう。これが庁議の内容を説明する文書のようだ。「答申書」に関しては、ひとことだけ、次のように書かれている。
「答申は現状のまま安定化を図るべきとするものと、全量撤去すべきとの両論併記であったが、いずれの意見でも、将来への不安は払拭できないとしている。」
そして、「町としての判断」として、
「北沢の現状は、一時的には安定状態を保っているものの、将来に亘る安全性が確保できるとは断定しがたく、住民の健康と安全を守る行政としての責任を果たす意味から全量撤去が必要である。」
「これらの状況を総合的に判断すると、最終的に選択できるのは、県による公共事業で最終処分場を建設して不法投棄物を処理することである。」
となっている。
う?む、これはかなり無理のある論理のように思われる。
というのも、「いずれの意見でも、将来への不安は払拭できないとしている。」と書かれている部分だが、これは答申の「結論」部分には含まれていないものだ。
確かに結論以外の部分を読むと「将来自然災害等不測の事態が起こらないという保証はありません」と書かれている(5p)。しかし、そのすぐあとに続けて、「このような将来不安は、備中沢に予定されている最終処分場にも言えることです。」と書かれているのだ。
ひとことで言うと、答申書の結論には書かれていないものを、取り上げているということだ。しかも、都合のよいところだけ部分的に抜き出してきているということになる。これから判断すると、やはり、最初から結論が決まっていて、そこに強引に持って行ったということなのだろう。
ただ、このあとで、町長選挙(平成17年11月)と町議会議員の選挙(平成18年3月)を経ている。当然これらの選挙でも処分場問題は大きな争点となった。だから、この庁議決定は、すでに住民の審判を経たということになるのかもしれないが……。
なお、関連して栃木県のホームページなどの情報も調査したので、後日のために資料を収録しておく。(すでに前回の記事「匿名のメール」への引用はリンク切れになっている。公共団体の提供資料は、組織変更などでリンクが不安定なようだ。念のため、すべて筆者のWebサイトに保存しておく。)
【県の資料】
→ 馬頭最終処分場基本計画(PDF10ページ:4.6MB)
→ 「馬頭最終処分場基本計画(案)」及び「事業実施のための環境影響評価書実施計画書(案)」に対する意見及び県の見解について(PDF20ページ:847KB)
→ 上水道水源に係る調査結果について(PDF2ページ:1.5MB)
→ 不法投棄物詳細調査の結果について(PDF4ページ:781KB)
→ 那珂川町北沢地区不法投棄現場周辺モニタリング調査結果(PDF1ページ:80KB)
→ モニタリング調査の分析項目(PDF1ページ:67KB)
→ 不法投棄現場周辺モニタリング調査地点(PDF1ページ:141KB)
→ 適地性判断のための環境影響評価書のあらまし(評価及び意見の要旨と県の見解)(PDF9ページ:6.5MB)
→ 適地性判断のための環境影響評価書のあらまし(調査、予測、評価)(PDF3ページ:3MB)
→ 馬頭最終処分場に係る事業実施のための環境影響評価実施計画書(平成17年3月)(PDF6ページ:2MB)



うちの方にも、青森・岩手県境不法投棄というのがありまして、これまで不法投棄した業者が1%除去したそうです。6万トンだったかな。ということは全部で600万トン!!?? 不法投棄は日本全国の問題です。否、世界の問題ですね。不法廃棄物がアジアの国々に行っている。問題解決には地域住民の地道な活動が必要です。がんばってください。
コメント by khirano — 2006/8/26 土曜日 @ 16:40:14
khiranoさん、いつもコメントありがとうございます。励みになります!
今回は、大量の資料を読んで整理したので、結構大変でした。しかも、芋づる式に資料を追っていくときに、自治体の資料が行方不明というものがいくつかあったので、時間がかかってしまいました。自分の頭で考え、自分で判断しようと思うと大変なエネルギーが必要ですね。
コメント by 松井幹彦 — 2006/8/27 日曜日 @ 6:13:06
がんばってください。
私が住んでいる、横浜市金沢区でも巨大な焼却場建設が計画されています。住宅街から500メートルの距離です。空気は汚れるし、住宅地の価格は非常に低下すると言われています。市長は環境を改善したと胸をはって言っていますが、その市長が市の土地を焼却所業者に売ったというの許せません。
コメント by yokohama/kanazawa-ku — 2006/9/7 木曜日 @ 17:31:34
yokohama/kanazawa-kuさん、コメントありがとうございます。
ゴミ処理の問題は、ほんとうに難しいですね。廃棄物を減らす努力をすることがまず第一ですが、それでもゼロにはできませんから、処理施設がどうしても必要です。
処理施設そのものは地域にとってマイナス面が大きいので、地域からの反対は必ず出るでしょう。それを地域エゴとして切り捨ててしまうのではなく、あらゆる情報を表に出して、広く話し合うことが重要です。
もしも最初からこの前提があれば、‘どのような場所に建設するのが適当なのか、そのためには何が必要か(付属施設や環境維持のための処置)’といった話が事前に(場所を決定する前に)おこなわれることになると思います。
その部分を十分詰めずに、暗やみの中で先に場所だけが意志決定がされてしまっているというところに大きな問題があるように思います。
コメント by 松井幹彦 — 2006/9/8 金曜日 @ 6:04:30
搬入道路の計画に反対している小口の梅平地区住民です。
梅平地区の声を多くの方に届けてくださり感謝しております。
以下、長文ですがお許し下さい。
町民の方はご存知だと思いますが、先に配布された環境影響評価書(案)と基本設計書(案)に対しての縦覧と意見書提出が10月18日までとなっています。
※関連サイト(県HP): http://www.pref.tochigi.jp/bato/keikaku/batou/sekkei_asesu_an.html
(脱サラ百姓ブログ): http://d.hatena.ne.jp/banbiyan/20061015
梅平では住民による協議の結果、以下のような意見書を提出(郵送)いたしました。
ご関心のある那珂川町民皆様に梅平の思いをご理解していただくために、
また、梅平が意見書を提出した証として、長文ですがここに公開させていただきます。
梅平としても、今回の意見書提出は、地域住民としての権利であり、
また、次世代に対する責務でもあると考えています。
多くの意見書が提出される事を期待しております。
==========================================================================
「馬頭最終処分場基本設計書(案)」
「事業実施のための環境影響評価書(案)」
意見書
平成18年 10月 14日
氏名 : ********
住所 : ********
電話番号 : ********
この意見書は、那珂川町小口の梅平地区住民一同として提出いたします。
逸らかす事の無い誠意のあるご回答をお願いいたします。
? 搬入道路に対する梅平住民一同の思い
搬入道路ができる事で、この静かな集落の生活環境が破壊されるだけではなく、民間の中間処理施設など他の施設を誘導する事につながるなど、孫子(まごこ)の代まで影響が残る事に危機感を感じています。
地区として今後も、搬入道路を受け入れるつもりは全く無い事を確認していますので、今回の設計案の見直しを改めて要望いたします。
同様に地権者も反対していますので、地権者の人権を守る為にも、地域住民が合意しない限り絶対に用地測量や用地取得の個別交渉を行わないようお願いいたします。
? 地域住民の合意について(その1)
旧馬頭町が県に対して処分場の設置要請をした際(平成16年2月)に、併せて要望した4項目の中で「地域住民の合意形成」を求めていたと思いますが、事業者である県にとって「地域住民の合意」の定義を教えてください。
那珂川町の町民全体の合意でしょうか?
計画している搬入道路や処分場の近隣住民の合意でしょうか?
道路や処分場を建設するのに必要な土地の地権者の合意でしょうか?
那珂川町町議会議員の合意でしょうか?
? 地域住民の合意について(その2)
搬入道路に関して、「地域住民の合意形成」ができるまで、この「馬頭最終処分場基本設計書(案)」の(案)を取り外さないで下さい。
県は、処分場計画は「町が要請したから」と言う理由で推し進めていますが、併せて町が要望した「地域住民の合意形成」を無視して計画を進める事は、行政として町民の人権を軽視した前近代的な行為であると考えます。
注)?から?までは、あくまで搬入路ができたと仮定した場合の、考えられる悪い影響による、最悪のシナリオを想定して質問しています、念のため。
? 搬入道路ができた場合の梅平地区としての懸念(搬入車両の通行制限)
これまでの梅平地区に対する説明会において、「和見?梅平間の搬入道路について、和見と小口の生活環境を考慮して、搬入車両が片方の地域に集中しない様に、処分場を折り返しとして往復しないように反対方向へ抜けさせる」という主旨の事を説明していましたが、一台一台の車両を確実に往復させないようにする方法について具体的に教えてください。
例えば、搬入道路の両端に有料道路のようなゲートを設けると言う事でしょうか?
? 搬入道路ができた場合の梅平地区としての懸念(第2第3の県営処分場について)
2006年2月24日の小口地区対象説明会において、県は「備中沢周辺に第2第3の県営処分場をつくる事は考えていない」と明言していましたが、それは、永久に効力のある公式的な文書として記録されているのでしょうか?
「栃木県廃棄物処理に関する指導要綱」(第2章 立地基準/最終処分場設置に係る距離制限 第6条)では、「既に設置されている最終処分場から1キロメートル以内に最終処分場は設置しない」と書いてありますが、「閉鎖された最終処分場は除く」と書かれているので不安です。他府県の公共関与の最終処分場で、建設当初の計画よりも拡張している事例が多いので、馬頭も同じ事になると予想され地元住民として不安です。現在計画している県営処分場が、仮に建設され稼動後、閉鎖された20?30年後に、冒頭の口約束の効力があるとは考えられません。
また、もしも、今後、町から要望があった場合は、その約束を撤回し、第2第3の県営処分場をつくる可能性もあるのでしょうか?
? 搬入道路ができた場合の梅平地区としての懸念(民間の処理施設について)
搬入道路ができた場合、備中沢周辺の山中に民間の処分場や、中間処理場などができる事を懸念している住民もいますが、県として、現在計画している県営処分場以外、民間による処理施設を一切作らせないと確約する事はできるのでしょうか?
またそれには、法的な根拠はあるのでしょうか?
? 搬入道路ができた場合の梅平地区としての懸念(健康障害について)
搬入道路の見直しを求めている梅平住民に対する回答書の中で、「未知の障害が発生した場合は、誠実に対応してまいります。」とありました。
搬入道路や処分場の影響で、周辺地域でガンその他の疾病など健康障害が多発した場合に、住民としてどの様に因果関係を立証すればよいのでしょうか?
また、その申請に対し県はどの様に対応するのでしょうか?
「東京都日の出町ごみ処分場」訴訟の事例では、住民が健康被害(がん死が全国平均の4倍以上)を受けても裁判に敗訴しているのでとても心配です。
素人が立証するのはかなり難しく、仮にそれができたとしても、過去の全国各地で起きている同種の訴訟案件を見ていると、行政側が因果関係を認める事はまずありません。
できないことに対して、その場しのぎの安易な約束はしないで下さい。「誠実に対応・・・」などと、曖昧な表現で済ませようとする姑息なやり方をせずに、発生する事を前提としたリスク管理マニュアルに基づき、具体的な対応策を約束し、実行することが行政責任を果たすことです。
? 搬入道路ができた場合の梅平地区としての懸念(イノシシなどによる被害について)
処分場や搬入道路ができる事で、備中沢周辺のイノシシやハクビシンなどの生活環境や移動範囲が大幅に変わり、里に降りる機会が増え、農作物被害が増える事を懸念している住民も多数おります。
そのような可能性について、どの様に考えているのでしょうか?
また、もしも処分場や搬入道路が完成し、その後、イノシシなどの獣害が急増した場合、住民としてどのように因果関係を立証すればよいのでしょうか?
また、その申請に対し県はどの様に対応するのでしょうか?
? 搬入道路としての県道について
搬入路に対しては、交通安全対策、通行時間制限、各種の影響に対する対策等を行うと聞いていますが、それは新設する搬入道路の区間だけですか?
それとも、県道(小砂・小口線と那須・黒羽・茂木線)部分も含めて行うのですか?
県道を含める場合、県道部分に対する対策はどの地域まで行うのですか?
すべて具体的に明示してください。
? 住民への情報公開について
処分場の計画や経緯の公表について、これまでの方法(説明会、広報、CTB、等)だけではなく、住民がいつでもどんな情報でも知る事ができるように積極的に情報公開して欲しい。
県や町が作成し全戸に配布した資料だけではなく、検討過程の資料や、異議を唱えた地域住民の要望書や県による回答書、各地での説明会のビデオテープや録音テープなど、馬頭最終処分場に関わる資料を包み隠さずに情報公開して欲しい。
例えば、那珂川町役場の入り口(処分場の模型や遮水シートの展示してある場所)や、図書館など住民が気軽に立ち寄れる場所が望ましい。
そのような住民の立場に立った情報公開が行なわれなかった為に、梅平では搬入道路に関して町や県と認識の相違が生じ、容認できない状況になったと考えます。
上記のような意見に対して、具体的にどのような事を行うつもりがあるのかご回答お願いします。
? 協定作りについて
今後、計画が進んだ場合、搬入道路の通行時間や環境対策など、地元住民と協定を結ぶ必要があると思いますが、協定を作るのはいつごろでしょうか?
また、協定作りに参加する住民はどの様に決定されるのでしょうか?
? 住民監視システムについて
基本設計(案)では、住民監視システムと称して「処分場の適正な管理運営を行うための組織をつくる。」とありますが、その組織に含まれる住民とは、どの様に選出されるのでしょうか?
立候補形式で町や県による審査でしょうか?
立候補形式で抽選でしょうか?
全町民を対象とした無作為選出でしょうか?
町や県による指名でしょうか?
? 浸出水処理について
処分場からの浸出水は「飲料水レベルまで浄化」と書かれていますが、それは100年後も200年後も永久に保障され、小口川および那珂川への影響は永久に無いと言えるのでしょうか?
保障されない場合、いつから、浄化が停止されるのでしょうか?
また、その場合の排出水は、環境基準で定められた水質よりもきれいになるのでしょうか?
以上の各項目に、もれなく具体的に誠実に答えてください。
時間のかかるものは、全部でき上がるまで待ちますが、進捗状況に対する中間報告(何回でも可)をして下さい。
繰返しますが、その場しのぎの回答にならないようにお願いします。
我々は後証の記録として重要視しています。
梅平地区住民一同
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コメント by 梅平地区住民 — 2006/10/16 月曜日 @ 2:27:08
搬入道路の計画に反対している小口の梅平住民です。
度々で申し訳ありませんが、以下の意見を追加提出しましたので、公開させてください。
「馬頭最終処分場基本設計書(案)」
「事業実施のための環境影響評価書(案)」
意見書
平成18年 10月 18日
氏名 :○○○○
住所 :○○○○
電話番号 :○○○○
この意見書は、那珂川町小口の梅平地区住民一同として提出いたします。
逸らかす事の無い誠意のあるご回答をお願いいたします。
※ 以下は、先に提出した意見書の追加項目です。
? 搬入道路選定の合理的根拠について
「搬入道路が梅平を通る合理的な根拠」を示して欲しいと県に何度も求めて来ましたが、未だに具体的な説明はいただいておりません。
これまでの梅平地区との話し合い(合計6回)では、「梅平への道路選定の根拠」に関する説明を梅平住民が納得していないことに対して、「平行線」「説明したがわかっていただけない」「堂々めぐり」等の発言が県側からありましたが、県からのこれまでの書面や口頭での回答からは「梅平でなければならない」理由は見当たらず、どこに作ったとしても当てはまる、「道路を作る場合に配慮する事項」が中心で、当然、梅平地区として納得のできる回答ではありません。
また、8月27日付けで提出した梅平地区への道路選定の根拠に関する質問事項(「2006年7月23日に配布された県からの回答に対する評価と要望」)について、未だ具体的な回答がありません。
つまり、「平行線」「説明したがわかっていただけない」「堂々めぐり」と発言される理由を作っているのは、私たちではなく、県側にあると考えます。
また、高だか、「道路をそこに選定した合理的な理由」を知りたいだけなのに、これだけ、お互い労力をかけたにもかかわらず、それが公開されないという事は、基本設計書15ページの「多重安全システム?住民監視システム」に謳われている「行政による情報公開」と言う言葉に反し、もし処分場ができたとしても、何か疑問に思ったり、事業者側で不祥事が発生しても、都合の悪い事は覆い隠されてしまうのではないかと言う不安すら感じます。
9月15日付で県から梅平地区の世帯主に送付された書類には、「ルート選定の過程では、複数案について比較検討するとともに、那珂川町とも十分協議したうえで基本計画として決定した。」とありました。
?具体的に、複数案の内容と比較検討した過程と結果を公開してください。
?那珂川町と協議した日時、協議内容と協議結果がわかる議事録や確認書等を公開してください。
?上記が公開できない場合は、公開できない理由を回答してください。
上記の書類に書かれている「総合的な視点から検討した」、「十分協議した」、「県としては、現在お示ししているルートが最適かつ最も合理的な搬入道路計画であると考えております。」という抽象的な姿勢だけでは、納得できるはずも無い事は、梅平地域住民ならずともわかる事かと思います。
本当に地域住民と合意形成する姿勢があるのであれば、こちらの質問や要望をはぐらかさずに、具体的な回答をして下さい。
今後も、こちらが求めている質問(8月27日付けの要望書内の各項目)に対する説明をお待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。
以上の各項目に、もれなく具体的に誠実に答えてください。
時間のかかるものは、全部でき上がるまで待ちますが、進捗状況に対する中間報告(何回でも可)をして下さい。
繰返しますが、その場しのぎの回答にならないようにお願いします。
我々は後証の記録として重要視しています。
梅平地区住民一同
コメント by 梅平地区住民 — 2006/10/17 火曜日 @ 23:49:09
搬入道路の計画に反対している小口の梅平地区住民です。
報道等でご承知の通り、県は「馬頭最終処分場基本設計」と「事業実施のための環境影響評価書」を決定したと発表しました(2006年11月6日)。
また、早速、那珂川町の広報(11月号)には、上記について町役場で縦覧できる(11月7日?12月6日)事が掲載されていました。
しかし、不思議な事に、先日(10月18日締め切り)提出された住民からの意見書に対する見解も公開されているにもかかわらず、それに対する広報は町も県も積極的に行っていません。
先の報道で朝日新聞が報じた(11月7日)のを見るか、「事業実施のための環境影響評価書」の裏表紙に書かれているのを見るか、県のHPに公開されているのを直接見るかしない限り、その存在すら知る事はできません。
「意見書に対する見解」は、以下の県のサイトに公開されておりますので、是非ご覧下さい。
「いただいた意見と県の見解」
http://www.pref.tochigi.jp/bato/keikaku/batou/sekkei_asesu_kettei.html
25ページ中、最後の4ページは梅平住民一同として提出した意見と県の見解が掲載されていますが、良く読んでいただければお解りの通り、県は、梅平からの14項目の意見や質問について、ほとんど回答していません。(一見、字数は埋めていますが、答えにはなっていません。)
こちらからの意見の中には、既に梅平対象の説明会(計6回)で質問し、環境局長自ら明確に回答した内容もいくつか含まれていますが、それに対しても回答は記載されていません。
(例えば、?の民間の中間処理施設に対する懸念に対して、局長は「中間処理施設は工場と同様と考えているので阻止するつもりは無い」と明言していた事など。)
何故、回答できないのでしょうか?皆さんはどう思われますか?
–
【管理人注】別の記事につけられたコメントを移動しました。
コメント by 梅平地区住民 — 2006/11/16 木曜日 @ 6:00:07