2006/7/30 日曜日

希望ヶ丘牧場を知っていますか?

私は那珂川町の「町づくり審議会」の委員をやっている

先日(7月26日)、この審議会委員の町内視察研修会があった。といっても大げさなものではなく、町のワゴン車で教育施設などを中心に町の施設を見るというものだ。ただし、バスから降りて施設の内部を見学したのは「CTB放送センター」だけで、それ以外の施設は、車の中から外見を見るだけだった。しかし、それでもいろいろな施設を実際に見て、その位置を確かめることができたのは、私にとって大きな収穫であった。

コースとなった道路のほとんどは自分の車で走行したことのあるところだったが、その中で唯一知らなかったのは、林道「鶴居峠?御前岩」線から希望ヶ丘牧場を通って消防馬頭分署脇に抜ける部分だ。そして、今回走行した中で、この部分がもっとも美しく、しかも心をそそられた景色だった。

残念ながら、そのときは車で通過しただけで写真をとれなかった。昨日自分で確かめに行って来たので、その写真をアップしておく。


こんな牧場が2カ所にある


巨大なアーチは、たい肥を熟成させるための施設だ


私が個人的に「馬頭スカイライン」と呼んでいる林道「鶴居峠?御前岩」線。御前岩側からすこし入ると希望ヶ丘牧場だ。


消防馬頭分署の脇の道を入ると棚田(「残したい栃木の棚田21」に選定されている「健武冥賀の棚田」)がある。その先を右に折れて山道を登ると希望ヶ丘牧場がある。

(※町づくり審議会については、別途に、まとめるつもりです。)

2006/7/16 日曜日

2年越しの書籍が完成

長かった。。。2年越しの企画、執筆を開始してからでも丸々1年。抱えていた書籍の仕事がやっと完了した。

出版したのは沢孝史さんと共著の「エクセルでドカンと築くお宝不動産」だ(技術評論社刊 1680円)。

沢さんの「お宝不動産」投資は、サラリーマンでもできる不動産投資で、その手法を解説した書籍がベストセラーになっている。本書は、その内容をエクセルを使って分析したものだ。

エクセルの分析と解説の部分のほとんどを担当したが、これまでの沢さんの書籍よりもさらに踏み込んだ内容となっている。その「踏み込んだ部分」は、私が仮説を立ててエクセルで検証し、その内容を沢さんが実際の投資実績に当てはめてフィードバック、その結果をエクセルのワークシートに取り込むという手順でおこなった。

その結果、(書籍のページ数は薄いが)内容はハイレベルで濃いものができあがっていると思う。

たとえば「金利変動のリスク」への対応だ。日銀は14日にゼロ金利政策を解除した。これからの不動産投資は否応なく金利変動のリスクにさらされることになる。金利変動のリスクをどのように考え、どのように対処したらよいかを、この本では真正面から、しかも具体的に取り上げている。きちんと誰もが納得のいく答を出せていると思う。これは、サラリーマン向けの不動産投資の解説書では、おそらく初めてだろう。

そのほか「不動産価格変動のリスク」や「空き室のリスク」などのリスクマネジメントについても解説してある。エクセルのワークシートを使っているから、具体的に数値で対応策を知ることができる。これらの解説も、これまでの書籍には無いものだ。

ただ???、細かい解説が多いので、多くの読者に受け入れられるかは疑問だ。
売れると良いのだが。

2006/7/8 土曜日

Word2007用ODFアドインをチェックする

7月5日にMicrosoftが公開した「ODF Add-in for Word 2007」を試してみました。
「ODF Add-in for Word 2007」は、OpenOffice.orgで使われているODFファイルをWordで読み書きできるようにするためのアドインで、オープンソースで開発中です。まだα版で、「読み込み」機能のみで、「保存」はできません。完成予定は2006年末、Excel用およびPowerPoint用は2007年に提供される予定です。

→ ITmediaのニュース


画面01(クリックで拡大)
アドインをインストールすると、「Microsoft Office」ボタン(現バージョンの「ファイル」メニュー)に「ODF」コマンドが追加されます。
「読み込み」機能のみで、「保存」機能はグレイアウトされています。


画面02(クリックで拡大)
これはOpenOffice.org2.0.2のWriterで作成した変換テスト用のドキュメントです。

【機能の解説】
・「標準」のページスタイルで作成しました。行数や文字数は指定しない「標準の文字数を使う」の設定です。
・ヘッダーには「ファイル名」と「日付」のフィールドを設定しました。「日付」フィールドは右寄せ(右揃えタブ)で配置されています。
・中央揃えのタイトルは、「ゴシック」フォントと18ポイントの文字サイズが設定してあります。
・1行目に「取消線」、2行目に「文字色」、3行目に「斜体」が設定されています。
・2つの目の段落には、「文字サイズ」と「ルビ」が設定されています。それに合わせて、自動的に行間隔が広がっています。
・「範囲」を挿入して、本文の一部に段組を設定してみました。Writerの「範囲」機能は、Wordでは「セクション」にあたる機能です。この範囲には薄い黄色の背景色を設定してあります。
・次の段落には、インデントが設定してあります。行頭および行末の両側をインデントしています。
・下から2つめの段落には、段落の背景色を設定してあります。
・本文の上から4行目と下から4行目に禁則文字のぶら下げ処理があります(拗音、読点)。

では、このドキュメントをWord2007で開きましょう。
コンバートには少し時間がかかります(プログラスバーが表示されます)。


画面03(クリックで拡大)
これはWord2007の画面です。

【機能の解説】
・Wordの標準のページ設定で読み込まれています。つまり「行数のみを指定する」(36行)で、文字送りはWordの既定値です。そのため上下左右の余白や文字間隔が違っています。
・ヘッダーに設定したフィールドは、ファイル名、日付ともに失われています
・中央揃えのタイトルは、文字サイズは引き継がれましたが、フォントは失われました。
・取消線は失われました。文字色と斜体はOKです。
・2つめの段落の、文字サイズは引き継がれ、ルビは本文になってしまいました。ところが、行間が自動的に拡大した設定はそのまま残っています。
・段組を設定した範囲は、「範囲」そのものが失われ、単なる本文となっています。
・段落に設定したインデントはそのまま有効となっています。
・段落に背景色を設定した部分は、色の設定が失われ反転表示(黒地に白文字)になってしまいました。
・文字詰めが変わったために禁則対象となる文字の部分が変わっていますが、読点のぶら下げ処理は機能していることがわかります。文字数を編集して拗音の部分をチェックしてみると、拗音は禁則対処とならないようです(画面は省略)。Wordの標準の禁則方法にもとづいて処理がおこなわれているのでしょう。

もうひとつ、縦書きの表をテストしてみます。

画面04(クリックで拡大)
このドキュメントは日本ユーザー会のFAQ(faq/2/7)で使用したものです。


画面05(クリックで拡大)
上記のドキュメントをWord2007で開いた状態
・表枠と表内のテキストデータは読み込まれましたが、縦書きの設定は無視され、セル内の上下の位置指定も解除されてしまいました。また、セルの塗りつぶし色指定は読み込まれませんでした。


画面06(クリックで拡大)
Word2007で、似たようなセル色を設定したのがこの画面です。
白く見えていたセルも文字列データは読み込まれていたことが分かります。

【まとめ】
全体の印象としては、基本機能の半分程度は完成しているという感じです。
OpenOffice.orgとMicrosoft Officeの両方がコンバータを備えて、その完成度が高まれば、私が運営している『互換性研究室』は必要なくなるでしょう。その日は近いという気がします。

(この記事は『互換性研究室』のWebサイトにも載せました)