60歳目前での宅建試験 ? その2
この記事は、「60歳目前での宅建試験 ? その1」
http://blog.nakagawamachi.net/?eid=426221
の続きです。
私は、佐藤孝著「一発合格 らくらく宅建塾」を教科書に選んで勉強を開始しました。
この本の特徴は、民法など(権利関係)の解説がわかりやすいことです。また、それ以外の分野にも、難解な部分や、とくにつまずいた部分は、ありませんでした。唯一、役に立たなかったのが「統計」の分野です。それを除けば、この一冊で十分だと思います(「統計」分野については次回に触れる予定です)。
とくに民法分野では、似たような紛らわしい用語がたくさん出てきます。この本では、その違いやポイントが、表形式で、分かりやすくまとめてあるのが便利です。また、「深入りするな、骨になる」という内容の「どくろマーク」がとても役に立ちました。
それというのも、これまで知らなかった分野の、新しい知識を身につけるときには、自分が興味を持つところから追っていくと良いのですが、これが、受験勉強にはマイナスに働くことが多いからです。限られた時間で一定の水準まで知識を高める必要があるのですから、わいてくる疑問や興味を追求していては、達成できません。この本では、「どくろマーク」が、ちょうど良いところに出てきて、深追いしないで読み飛ばすように指導してくれます。
もうひとつ特徴を挙げると、各編の扉にある「一口アドバイス」です。それぞれの分野がどういういう位置づけにあるかということだけでなく、「出題数」と「得点目標」が挙げられています。これによって、力点の置き方を調整することができました。
そのほか、暗記用の語呂合わせが用意してあったり、「なぜ?」「具体例」「出るのはここ!」などのコラムが効果的に配置してあるなど、非常に工夫してある教科書でした。ほかの教科書のことは分かりませんが(横並びで比べることはできませんが)、この教科書なくして合格はできなかったと感謝しています。
勉強のやり方は、人それぞれにスタイルがあると思いますが、どんな形で進めたかを簡単にまとめておきましょう。
まず、この教科書を、ざっと、ひととおり読んで、本格的にスタートしました。2回目は、「一分野ごとに読んで、問題を解く」というスタイルで進めます。そのための問題集を購入しました。やはり教科書にあわせた方がよいだろうという判断で、佐藤孝の「過去問宅建塾」を選択しました。
この問題集は「その壱」「その貳」「その参」と3冊に分かれていて、それぞれ教科書のセクションと対応しています。
「その壱」は「権利関係」です。教科書の解説は、この部分がもっとも多く、半分以上のページ数がこのために割かれています。量が多い分だけ苦労しましたが、教科書の分かりやすい解説に助けられて、何とかこの部分が終わります。
続いて、「その貳」の「宅建業法」に進みます。この部分は、とても簡単でした。細かな暗記部分はありますが、それは、後で、試験直前に集中してやることにして、どんな問題がどんな風に出題されるのかを把握することをポイントに進めます。
「その貳」が簡単に終わったので、一安心。「やはり山は権利関係だったのだ。この調子でいけば、案外簡単におわりそうだ」と高をくくって「その参」に進みます。ところが、この判断が大間違いでした。

