2006/11/23 木曜日
SlideShareは新しいタイプのプレゼンテーション共有サービスです。
PowerPointとOpenOffice.org(Impress)のプレゼンテーションをアップロードして、仲間で共有したり、広く一般に公開することができます。
現在ベータ版を提供中です。
http://slideshare.net/

ユーザー登録は無料です。ユーザー登録をするとプレゼンテーションをアップロードできます。
OpenOffice.orgの場合は、アップロードできるのは20MBまでのodpファイル(OpenOffice.org2.0.0以降のImpressで作成したプレゼンテーション)で、日本語のファイル名には対応していないので注意が必要です。
アップロードが完了すると、SlideShareのサイトで見入ることができます。また同サイトの管理画面に表示される「Embedボックス」のコードをコピー&ペーストすることで、自分のサイトでも簡単に公開することができます(それが上記のプレゼンテーションです)。
→ SlideShareのサイトで確認する
残念ながら、画面の自動切り替えや、画面切り替え時の効果は保存されません。上記のテスト画面で分かるように、作成したスライドのみボタンで切り替えて表示できます。
アップロードするプレゼンテーションにはタグを設定できます。YouTubeやFlickrのようにタグを使ってプレゼンテーションを共有・管理できるようになっています。
2006/11/16 木曜日

iRowsは、私が見る範囲では、Ajaxベースの表計算ソフトとして最も完成度が高い。そのiRowsが12月31日で閉鎖されることになった。iRowsの運営者であるItaiとYoahの二人がGoogleに入社することになったからだ。11月14日の「The iRows Blog」( http://irows.blogspot.com/ )では、そのことを発表し、iRowsユーザーに対しデータをGoogle Spreadsheetsに移管するように勧めている。
現状のGoogle Spreadsheetsの大きなマイナス面は、グラフ機能がないということだ。iRowsは比較的完成されたグラフ機能を持っていたので、近い将来Google Spreadsheetsにグラフ機能が付与されることになるだろう。ただし、いまの状態で上記の指示に従ってデータを移管しても、現在iRowsのサイトに保持しているグラフデータは失われることになる。Webベースのオフィスソフトには、このような危険が常に存在するわけだ。
なお、iRowsがGoogleに吸収されるのではないかという話は前から出ていた。同上のブログでは9月に金銭的な窮状を訴えていたし、6月にGoogle Spreadsheetsが発表されたときにも、そんな話が出ていた(このときiRowsはこれをチャンスと受け止め、Google Spreadsheetsとの機能比較表を発表している http://www.irows.com/View?id=20124 )
2006/7/8 土曜日
7月5日にMicrosoftが公開した「ODF Add-in for Word 2007」を試してみました。
「ODF Add-in for Word 2007」は、OpenOffice.orgで使われているODFファイルをWordで読み書きできるようにするためのアドインで、オープンソースで開発中です。まだα版で、「読み込み」機能のみで、「保存」はできません。完成予定は2006年末、Excel用およびPowerPoint用は2007年に提供される予定です。
→ ITmediaのニュース

画面01(クリックで拡大)
アドインをインストールすると、「Microsoft Office」ボタン(現バージョンの「ファイル」メニュー)に「ODF」コマンドが追加されます。
「読み込み」機能のみで、「保存」機能はグレイアウトされています。

画面02(クリックで拡大)
これはOpenOffice.org2.0.2のWriterで作成した変換テスト用のドキュメントです。
【機能の解説】
・「標準」のページスタイルで作成しました。行数や文字数は指定しない「標準の文字数を使う」の設定です。
・ヘッダーには「ファイル名」と「日付」のフィールドを設定しました。「日付」フィールドは右寄せ(右揃えタブ)で配置されています。
・中央揃えのタイトルは、「ゴシック」フォントと18ポイントの文字サイズが設定してあります。
・1行目に「取消線」、2行目に「文字色」、3行目に「斜体」が設定されています。
・2つの目の段落には、「文字サイズ」と「ルビ」が設定されています。それに合わせて、自動的に行間隔が広がっています。
・「範囲」を挿入して、本文の一部に段組を設定してみました。Writerの「範囲」機能は、Wordでは「セクション」にあたる機能です。この範囲には薄い黄色の背景色を設定してあります。
・次の段落には、インデントが設定してあります。行頭および行末の両側をインデントしています。
・下から2つめの段落には、段落の背景色を設定してあります。
・本文の上から4行目と下から4行目に禁則文字のぶら下げ処理があります(拗音、読点)。
では、このドキュメントをWord2007で開きましょう。
コンバートには少し時間がかかります(プログラスバーが表示されます)。

画面03(クリックで拡大)
これはWord2007の画面です。
【機能の解説】
・Wordの標準のページ設定で読み込まれています。つまり「行数のみを指定する」(36行)で、文字送りはWordの既定値です。そのため上下左右の余白や文字間隔が違っています。
・ヘッダーに設定したフィールドは、ファイル名、日付ともに失われています
・中央揃えのタイトルは、文字サイズは引き継がれましたが、フォントは失われました。
・取消線は失われました。文字色と斜体はOKです。
・2つめの段落の、文字サイズは引き継がれ、ルビは本文になってしまいました。ところが、行間が自動的に拡大した設定はそのまま残っています。
・段組を設定した範囲は、「範囲」そのものが失われ、単なる本文となっています。
・段落に設定したインデントはそのまま有効となっています。
・段落に背景色を設定した部分は、色の設定が失われ反転表示(黒地に白文字)になってしまいました。
・文字詰めが変わったために禁則対象となる文字の部分が変わっていますが、読点のぶら下げ処理は機能していることがわかります。文字数を編集して拗音の部分をチェックしてみると、拗音は禁則対処とならないようです(画面は省略)。Wordの標準の禁則方法にもとづいて処理がおこなわれているのでしょう。
もうひとつ、縦書きの表をテストしてみます。

画面04(クリックで拡大)
このドキュメントは日本ユーザー会のFAQ(faq/2/7)で使用したものです。

画面05(クリックで拡大)
上記のドキュメントをWord2007で開いた状態
・表枠と表内のテキストデータは読み込まれましたが、縦書きの設定は無視され、セル内の上下の位置指定も解除されてしまいました。また、セルの塗りつぶし色指定は読み込まれませんでした。

画面06(クリックで拡大)
Word2007で、似たようなセル色を設定したのがこの画面です。
白く見えていたセルも文字列データは読み込まれていたことが分かります。
【まとめ】
全体の印象としては、基本機能の半分程度は完成しているという感じです。
OpenOffice.orgとMicrosoft Officeの両方がコンバータを備えて、その完成度が高まれば、私が運営している『互換性研究室』は必要なくなるでしょう。その日は近いという気がします。
(この記事は『互換性研究室』のWebサイトにも載せました)
2006/6/4 日曜日
昨日は、Rangeオブジェクトを取得するマクロをテストしたので、もう少しいろいろなサンプルをテストしてみました(ExcelのマクロをCalcで実行)。
やはり、少し複雑な処理になるとエラーがでます。また、Calcに無い機能(グラフシートの処理や画像リンク貼り付けなど)も、当然ながらエラーとなってしまいます。
そういった特殊なものをのぞいて、シンプルなサンプルのテスト結果ですが、私が想像していたよりもよい結果です。
○セルのクリア(Clear)
○セルの内容をコピー(Copy)
○セルの値コピー(Value)
○セルを結合(MergeCells)
×形式を選択して貼り付け(PastSpecial)
×セル幅のコピー(Columnwidth)
×罫線情報の貼り付け(Borders)
×セルの挿入(Insert)
△セルの削除(Delete)……一部のみOK
○セル範囲の選択と表示(Select)
×指定セルに移動(Application.Goto)
○ワークシートのコピー(Copy)
△ワークシートの追加(Add)……位置指定がNG
△ワークシートの削除(Delete)……カレントシート以外はOK
△ワークシートの移動(Move)……新規ブックへの移動はコピーとなってしまう
△ファイルを閉じる(Close)……保存確認のダイアログ指定がNG
2006/6/3 土曜日
ユーザー会ML[9443]で、可知さんが書いていた「VBA対応OpenOffice.org」を試してみました。
使用したのは、Ubuntu 6.06 LTS (Dapper Drake)に含まれているOpenOffice.orgです。
http://www.ubuntu.com/
Rangeオブジェクトを取得するさまざまなサンプルを10個ほど試してみました。
結果は次の通りです。
動作したもの……7個
結果が違ったもの……2個
エラーとなったもの……1個
エラーとなったものは「SpecialCellsプロパティで最後のセルを取得するもの」です。

結果が違った(セル範囲を取得できなかった)ものは、「SelectionプロパティでRangeオブジェクトであるかどうかの切り分けをするもの」「InputBoxでセル範囲を指定するもの」です。

動作したのは「ActiveCellプロパティでRangeオブジェクトを取得するもの」「WorkSheetオブジェクトのUsedRangeプロパティを使ったもの」「CurrentRegionプロパティで空白行と空白列に囲まれた範囲を取得するもの」「Resizeプロパティで行列のサイズを変更するもの」「Offsetプロパティで相対的に行列を移動するもの」「ResizeプロパティとOffsetプロパティを組み合わせたもの」「Cellsプロパティを使って右下隅のセルを取得するもの」です。

上記のように、可能性はかなり高いように感じました。
2006/4/10 月曜日
先日「Writely」の使用感を報告しましたが、さらにWebベースのオンラインで使えるワープロを3つ試してみました。第一印象だけですが、とりあえずの報告ということで。。。
→ Writelyについてのレポートは、[こちら]と[こちら]
試用したのは「ThinkFreeOffice Online」「Zoho Writer」「ajaxWrite」の3つで、いずれもベータ版です。「Zoho Writer」と「ajaxWrite」は、OpenOffice形式の読み込みと保存ができることになっていますが、残念ながら日本語ドキュメントではうまく機能しませんでした。

画面01 ThinkFreeOffice Online

画面02 Zoho Writer

画面03 ajaxWrite
(more…)
2006/4/5 水曜日
『那珂川町発展計画』のWebサイトにもまとめるつもりですが、忘れないうちに二宮町訪問の感動を書いておきます。
昨日、栃木県二宮町の総務企画課の海老原さんにお会いしてきました。
同じ栃木県に住むものとして、海老原さんのご活躍が気になっていました。
→ ITProの記事
まず、どんな方なのか興味がありました。そして、OpenOffice.orgのFAQをまとめるというメーリングリストへの投稿を読んで、何かお手伝いできないかと思ったのです。
ちょうど女房のお供で宇都宮まで出かける用事があったので、少し足をのばして二宮町に行きました。
約束なしの訪問ですから、ダメモトです。お互いに顔を見て10分でも話ができれば、今後のMLでのやりとりが楽になるだろうという程度のもくろみです。
真岡市の大きな工業団地を抜けて1時少し過ぎに二宮町に到着。町役場に向かいます。私の住んでいる那珂川町とは桁違いの大きくてりっぱな建物にびっくり。二階の総務企画課を訪ねると、時間差の昼休みをとっているようで、残念ながら不在。
30分ほどしたら戻る予定ということです。近所を散歩してみましょう。桜が満開。まさにピークです。

たぶん、いちばん良い季節に来たのでしょう。それにしても二宮町がすばらしい町だということを知りました。空き地では、穏やかな日差しの中で、子供たちが昆虫網をもって蝶を追いかけていました。

こんな光景をみたのは何年ぶりでしょうか。満開の桜の下に、絵本のような光景が広がっているのです。家々はきれいで、道路が整備され、桜の並木が続き、道ばたにはゴミひとつ落ちていない……。
住んでいる人たちが協力し合って、環境を大事にしているということが感じられました。

このあとで、海老原さんに会ってオープンソース導入の話をうかがいました。約1時間、Linux、OpenOffice.org、そして地域安心安全情報共有システムの導入など、興味深いお話を聞かせてもらうことができました。徹夜で作業を続けた話など、何より海老原さんの情熱にうたれ感動しました(それらの内容についてはまた別の機会に書くつもりです)。
「なるほど、こういう町だから、こういう人がいるのだ」と、事前の散歩のおかげで妙に納得できたのです。「オープンソース」←→「情報の共有」←→「住んでいる人たちが協力して住みやすい環境を作っていく」という、ごく自然なサイクルになっています。
すばらしい町から、すばらしいことが始まっています。
考えてみると、「オープンソース」と「町おこし」は、根っこでつながっているように思います。
2006/3/25 土曜日
またまたメモ代わりのOpenOffice.org情報を……
FreeMindで作成したマインドマップからOpenOffice.org(Impress)のプレゼンテーションが自動作成できる。とっても簡単だ。便利なツールとしてオススメ。

まずFreeMindでマインドマップを作成する。

OpenOffice.org Writer形式で保存。
このコマンドで作成されるのはsxwファイル(OpenOffice.orgのひとつ前のバージョンである1.1.xのドキュメント)だ。

OpenOffice.org1.1.4のWriterで開いてみる。このようにOpenOffice.orgの「アウトライン」を使用したドキュメントが作成されている。

したがって、このドキュメントをコピーしてImpressの「アウトライン」タブに貼り付けるとプレゼンテーションが作成できる。
OpenOffice.org2.0.1のImpressを起動し、「アウトライン」タブを表示する。

先ほどのドキュメントを「コピー&ペースト」で貼り付ける。

必要に応じてレイアウトなどを修正すれば完了となる。
FreeMindは、アイデアプロセッサとして使いやすいツールなので、このやり方はなかなか便利だと思う。
(ホームページにまとめる予定です)
2006/3/13 月曜日


オンラインで稼働する2つの表計算ソフトを試してみました。
(写真上)iRows
(写真下)Num Sum
どちらも、次のような特徴があります。
1.オンラインでデータを管理し、いつでもどこからででもアクセスできる。ワークシート上で、計算し、グラフ化し、分析する作業が、オンラインで可能だ。
2.特定のグループあるいは不特定の(世界中の)人たちとデータを共有することがでる。
3.自分のWebサイトやブログなどにデータを表示するためのHTMLを生成できる。
どちらも作成したデータをCSVファイルなどで出力できますが、iRowsでは、さらにExcelファイルでの保存も可能です。残念ながら、いまのところOpenDocumentには対応していません。
以下は、実際に使ってみたレポートです。
(more…)
2006/2/13 月曜日
Writelyについて、追加レポートです。
昨日のコメントにも書きましたが、Writelyの「Insert」メニューから「Table」コマンドを選択すると表を挿入できます。

このダイアログが表示されます。

枠や背景色はこのパレットから選択できます。

これが表を挿入した様子です。
四隅と四辺に表示されているハンドルをドラッグしてサイズを変更できます。
またセルを選択すると上辺と左辺にアイコンが表示されます。
このアイコンは3つのクリックポイントで構成されていて、左右のポイントをクリックすると行や列の追加挿入、中央のポイントをクリックすると行や列の削除ができます。

表の部分で右クリックするとこのようなメニューが表示されます。
行列の加除はこのメニューからもおこなうことができます。
これは「Change Cell」コマンドを選択した様子です。

【それ以外に気のついたポイント】
日本語フォントは選択できない
文字サイズは8ポイント10ポイント12ポイント14ポイント18ポイント24ポイント36ポイントまで7サイズで、この中間のサイズ(任意のサイズ)は指定できない
取消線、上付き文字、下付き文字を指定できる。太字 イタリック 下線 文字色 背景色 などの装飾効果を組み合わせることができる。
中央揃え、右揃え、両端揃え、インデントが使用できる。
リンクを挿入できる。
箇条書きのマークは3種類+マークなし(都合4種類)
番号づけは、123、ABC、abc、ローマ数字(大文字・小文字)の5種類で、初期値の変更可能
保存はSAVEコマンドを選択しなくても、作業状態が保存される。
そのほかHTML、RTF、WORD、OpenOffice、PDF形式を選択できる。
ファイルメニューには「プリントプレビュー」コマンドがある。これを選ぶと編集画面が消えて印刷準備が完了し、その上でブラウザのプリントプレビューを利用するように誘導される。